教育資金の貯め方は?学資保険・終身保険・外貨建て保険の特徴・注意点・組み合わせ方

【教育資金の貯め方】学資保険・終身保険・外貨建て保険の特徴・注意点・組み合わせ方を解説

教育資金の貯め方として、多くの方が「学資保険」を検討されるのではないでしょうか。しかし、教育資金の準備に活用できる保険は、学資保険だけではありません。終身保険や外貨建て保険も、それぞれの特徴を理解して活用すれば、教育資金の準備に役立てることが可能です。

こちらでは、教育資金に使える主な保険の種類とそれぞれの特徴、学資保険以外の保険で教育資金を準備する際の注意点、複数の保険を組み合わせた最適な教育資金プランの作り方についてご紹介いたします。

教育資金に活用できる!学資保険・終身保険・外貨建て保険の特徴

教育資金に活用できる!学資保険・終身保険・外貨建て保険の特徴

教育資金の準備に保険を活用する場合、最も一般的に検討される学資保険以外にも、終身保険や外貨建て保険といった選択肢があります。それぞれの保険が持つ特徴を理解し、ご家庭の状況に合わせて適切に使える保険を選ぶことが大切です。

学資保険の特徴

学資保険は、子供の教育資金の準備に特化した貯蓄型の保険です。

満期金・祝い金の受け取り

子供が小学校入学時、中学校入学時、高校入学時、そして大学入学時など、教育資金が必要となる時期に合わせて、祝い金や満期保険金を受け取れるよう設計されている点が大きな特徴です。

保険料払込免除機能

契約者(保護者)に万が一のことがあった場合、その後の保険料の払込が免除され、当初の予定通りに満期金が支払われる機能が付帯している商品が多いです。この機能により、保護者の死亡などに備える保障の役割も果たします。

終身保険の特徴

終身保険は、被保険者が死亡した際に保険金が支払われる一生涯にわたる死亡保障を目的とした保険です。貯蓄性も持っており、教育資金の準備にも活用できます。

解約返戻金の活用

保険を途中で解約した際に解約返戻金が受け取れます。この解約返戻金を教育資金として活用することが可能です。

払込期間の設定

保険料の払込期間を自由に設定でき、子供の成長に合わせて早期に払い込みを終える(有期払いに設定する)ことで、貯蓄性を高めることが可能です。

外貨建て保険の特徴

外貨建て保険は、保険料の払い込みや保険金、解約返戻金の受け取りが、米ドルや豪ドルなどの外国通貨で行われる保険です。

高い利回りの期待

運用が外貨の金利水準を参考にしているため、円建ての保険より高い利回り(返戻率)が期待できる場合があります。

為替レートによる変動

受け取り時の為替レートによって、受け取る円の金額が変動する点が最大の特徴です。円高で受け取ると受取額が減り、円安で受け取ると受取額が増える可能性があります。

学資保険以外の保険で教育資金を準備するときの注意点

学資保険以外の保険で教育資金を準備するときの注意点

教育資金の準備に終身保険や外貨建て保険といった学資保険以外の保険を活用する場合、学資保険にはないいくつかの注意点を理解しておく必要があります。これらの注意点を把握しておくことで、資金が必要なときに困らない計画を立てられます。

資金を受け取るタイミングに注意が必要

学資保険は、子供の進学時期に合わせて自動的に祝い金や満期金が支払われるように設計されています。しかし、学資保険以外の保険は、本来の目的が教育資金ではないため、資金が必要な時期に確実に受け取れるよう、解約や減額などの手続きを自分で行う必要があります。解約のタイミングが早すぎたり遅すぎたりすると、必要な時期に資金が手元にないという事態になりかねません。

保険料払込免除機能がない場合がある

学資保険の大きなメリットの一つは、契約者(保護者)に万が一のことがあった際に、その後の保険料の払込が免除され、満期金は予定通り支払われる機能(特約)が付帯している商品が多い点です。

終身保険や外貨建て保険を貯蓄目的で活用する場合、この保険料払込免除の特約が付いていない商品や、付帯に条件がある商品もあります。特約がない場合、契約者が亡くなった後は、残された家族が保険料の払込を継続しなければ、予定していた教育資金を受け取れない可能性があります。

外貨建て保険は為替変動リスクがある

外貨建て保険は高い利回りが期待できる反面、為替レートによって将来受け取れる金額が変動するという為替変動リスクがあります。

例えば受け取り時期が円高に動いている場合、保険金や解約返戻金を円に換算した金額が、払い込んだ保険料の総額を下回ってしまう(円ベースで元本割れする)可能性があります。教育資金は必要な時期が決まっているため、このリスクは特に注意が必要です。

学資保険とその他の保険を組み合わせた最適な教育資金プランの作り方

教育資金の準備は、一つの方法に頼るのではなく、複数の選択肢を組み合わせることで、より柔軟で強固なプランを構築できます。学資保険が持つ確実性と、その他の保険が持つ柔軟性や貯蓄性を組み合わせる方法を考えてみましょう。

確実性と柔軟性を両立する組み合わせ

教育資金の準備においては、「絶対に必要となる費用」と「もしかしたら必要になる費用」を分けて考えることが重要です。

学資保険でベースを確保

大学入学時の学費など、必ず必要となる大きな費用については、満期金が確定している学資保険で確実に準備します。保険料の払込免除機能により、保護者に万が一のことがあった場合も安心です。

終身保険で柔軟性を確保

留学費用や大学院への進学など、不確定な費用や追加で必要となる資金については、終身保険の解約返戻金を活用することを検討します。終身保険は、必要な時期に合わせて解約のタイミングを調整できるため、柔軟な資金準備が可能です。

保険と積立投資を組み合わせるハイブリッドプラン

リスクを抑えつつ、資産を増やしたいと考える場合は、保険と積立投資を組み合わせたハイブリッドプランが有効です。

最低限の教育費を保険で確保

まず、学資保険や終身保険などで、教育資金の最低限の目標額を確実に確保します。これにより、元本割れのリスクを避け、安心感を得られます。

余裕資金を積立投資で運用

最低限の資金を確保した後、余裕資金を積立投資に回します。積立投資は、インフレに対応しながら、長期的な運用でより大きなリターンを目指せる可能性があります。

複雑な教育資金プランは専門家へ相談

複数の保険や金融商品を組み合わせたプランは、ご家庭の収支や将来のライフプランを考慮しながら設計する必要があります。プランが複雑になればなるほど、自分で最適な設計をすることは難しくなります。

そのため、中立な立場の専門家へ相談することをおすすめします。教育資金は、住宅資金や老後資金とも関連する総合的なライフプランの一部です。中立的な立場の専門家であれば、特定の保険商品に偏らず、ご家庭の状況に合わせたオーダーメイドの最適なプラン作成をサポートできます。

教育資金の不安を解消するならMoney Mindへ!中立な立場で最適プランをご提案

教育資金の準備は、学資保険だけでなく、終身保険や外貨建て保険といったさまざまな保険を活用できます。それぞれの保険には、満期金の受け取り方、保障の範囲、為替変動リスクなど、異なる特徴と注意点があります。大切なのは、これらの特徴を正しく理解し、ご自身のライフプランやリスク許容度に合わせて最適な組み合わせを選ぶことです。

Money Mindは、皆さまが"お金"の"思考"を高め、安心して人生を送っていただくことを目的とした、ファイナンシャル・コンサルティング・オフィスです。特定の金融商品を販売するのではなく、あくまで中立的な立場からお客様の利益を最優先に考えたアドバイスを提供しております。

金融・保険・不動産・税制など、複雑な分野をまとめて相談可能です。教育資金の準備方法で迷われている方、ご自身に最適な保険の組み合わせを知りたい方は、ぜひ一度、Money Mindにご相談ください。コンサルティングは何度でも無料ですので、料金を気にせず安心してご利用いただけます。

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